埼玉県教育委員会が主催(一般社団法人日本ケアラー連盟が委託)するヤングケアラーについての出前講座「埼玉県サポートクラス」にて、当事者講師(スピーカー)を務めさせていただきました。
今回は、川口市立東中学校の1・3年生を対象に実施され、有識者講師の埼玉県立大学教授の上原美子先生とともに、生徒の皆さんにヤングケアラーについての概要やサポート、当事者の思いなどをお伝えしました。
「気持ちに寄り添って一緒に考えてくれる大人が周りにたくさんいること」。このメッセージを軸に自分の体験をお話しし、ケアと向き合う当事者の気持ちはもちろん、今後もし家族のケアを担うことがあっても、こどもらしく、自分らしく人生を生きられる社会になってきているということも含め、お伝えさせて頂きました。
生徒の皆さんがとても真剣な様子で体験談に耳を傾けてくださったことがとても印象的で、講演後に頂いたコメントの中でも、ヤングケアラ―の想いや直面している状況について深い理解が窺える言葉もあり、生徒の皆さんが持つ純粋な共感力や理解力の高さに大きな希望を感じました。
今回の講演が何かしらの形で、生徒の皆さんが今後の人生を"自分らしく"生きていくことに繋がってくれることを願っています。
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